2008.08.18(Mon)
「なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか」 北野 一
![]() | なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか―企業と家計に、いま必要な金融力 (2008/06/27) 北野 一 商品詳細を見る |
ストラテジストって何をしてる人?って感じです。。。
まぁよく分からないけど、冒頭文の雰囲気に惹かれて、
細かい経済用語はさらっと流しつつ (ってか、知らないだけ・・・) ざっくり読んでみた。
構造改革の目的は何だったのだろうか。。。
それは、「 豊かさの実感できる社会の実現 」 である。
しかし、豊かさを実感できずにいる。
その理由は以下の3つである。
1.構造改革の方向性をそもそも間違えていた。
2.構造改革をやりすぎて、副作用が目立ってきた。
3.構造改革を取り組んでいるうちに、別の新たな問題がわれわれを追い込んできた。
北野さんは、3.に関して、
「新たな問題」とは、グローバリゼーションに伴う慢性的金融引き締めである。
と説く。
グローバリゼーションとは、ヒト・モノ・カネが国境を越えて自由に移動することである。
その中で、最も早く移動するのが、カネである。 このことがグローバル化の根底にある。
このグローバル市場の中で日本は、実力以上の金利を支払っている。
この状況が 金融引き締め である。
ここ数年、株主分配率は上昇する反面、労働分配率は下降している。
これも グローバル化による金融引き締め の現れである。
こういったことから生まれた新しい格差は、
「グローバル化した株主」 対 「ドメスティックなその他のステークホルダー」
という構図になっている。
この慢性的金融引き締め状態から抜け出す方法は2つしかない。
・ 潜在成長率を引き上げるか。
・ 資本コストを下げるか。
人口増や生産性改善により潜在成長率を上げるのはなかなか厳しいので、
資本コストを下げるしかない。
自己資本比率を下げて、言い換えると財務レバレッジを上げて、
負債コストと株主資本コストの加重平均を下げる。
つまり、株主の存在感を低下させていく方向で対応するしかない。
日本の身の丈にあった資本政策を追求すべきである。
と説く。
最後の解決方法が何を意味しているか、やはり知識の乏しい私にはよく分からない。
ただ、グローバリゼーションとは、今までを根底から覆すほどの破壊力を持っている。
日々生活を送っていて、知らぬ間に、この渦の中に飲み込まれているのかもしれない。
市場重視の米国の姿を見て、そう思えて仕方がない。
現在言われる格差っていうのは、ここから生まれたモノなのか・・・
なんだか分からなくなった。
ただ、グローバル化という波が、格差の根底なのか、上っ面にあることは間違いなさそうだ。
普通に日本に住んでいて、世界をあまり意識せずに生活している。
それでも影響を受けてしまうドメスティックにいるものはどうすりゃあいいんでしょうかね。。。
最後に、、、何をもって豊かというか、これはほんとうに難しい。
「グローバルな豊かさ」 と 「ドメスティックな豊かさ」 の間には違いがあるのでしょうか。
| 読書 | 13:22 │Comments0 | Trackbacks0│編集│▲


